AWS Cloud Storage & DB Dayに参加してきた
初めに
AWSチームのすずきです。
2014/9/9(火)AWSのクラウドストレージとデータベースをテーマにしたプライベートセミナーが開催されました。
基調講演と幾つかのセッションを受講する事ができましたので、こちらでレポートさせて頂きます。
イベント会場
東京メトロ表参道駅直結、青山ダイヤモンドホールが会場でした。
セッション紹介
基調講演
Amazon Web ServicesのPaul Duffy氏からは、S3,RDS,DynamoDB,RedShiftといったAWSが提供するサービスや、目黒でDirect Connectの評価環境が利用できるDXラボについて、紹介がありました。
Sony Media Cloud ServicesのBen Masek氏は映画などの映像制作の現場でのクラウド活用。
ガリバー北島氏からは、スマートフォンとODB端子を活用したコネクテッド・カーサービスとして、今月末にリリースを迎えるDrive+の仕組みや、クラウドらしい開発経緯などについてのお話がありました。
BZ-02 更なるすしテクノロジーの進化。Amazon Kinesisで取り組むM2M Kinesushiとは
企業理念として「うまいすしを、腹一杯。うまいすしで、心も一杯。」を掲げるあきんどスシローが、これを具現化する為にクラウドを活用したシステム開発に取り組まれてきたお話でした。
前半はシステムを必要とするに至った背景や、システムの一例として、すし皿に取り付けたRFIDによる鮮度管理の実現などについて解説が行われました。
後半からはKinesisを採用した話となり、380弱の店舗から月間数億件規模のデータ収集がKinesisでは数万円の月額費用で維持できる事。これにより既存システムでは難しかった寿司レーンの再現など、新たな解析の切り口としての活用を図ろうとしているとのお話がありました。
TA-02 : IoTを支えるビックデータソリューション
アマゾン データ サービス ジャパン SA榎並氏による、Kinesisの事例や特徴の紹介と、有効な使い方についての提案がありました。
約45分と限られた時間の中で駆け足での紹介でしたが、Kinesisについての復習は先月末から連載開始されたAWS Solutions Architect ブログ
Kinesisシリーズ(1) Amazon Kinesisとエコシステム http://aws.typepad.com/sajp/2014/08/kinesis_01.html
また、先日のAWSサミットのKinesis講演、弊社虎塚によるレポートが解りやすく纏まっています。是非ご一読ください。 AWS Summit 2014 Tokyo「Amazon Kinesis Deep Dive」レポート
全セッション一覧
引用元:タイムページ
以下敬称略
基調講演
- Amazon Web Services, Inc. Paul Duffy
- Sony Media Cloud Services, LLC. Ben Masek
- 株式会社ガリバーインターナショナル 北島 昇
セッション
ビジネス向けトラック
- BZ-1 クラウドファースト時代の AWS活用事例と今後の展望
- 株式会社エイチ・アイ・エス 榎本 貴之
- BZ-2 更なるすしテクノロジーの進化。Amazon Kinesisで取り組むM2M Kinesushiとは
- 株式会社あきんどスシロー 田中 覚
- BZ-3 NTTドコモのデータ分析環境
- 株式会社NTTドコモ 森谷 優貴
- BZ-04 データをクラウドに上げたらどうなった!? E-JAWSパネルディスカッション
- モデレーター アマゾン データ サービス ジャパン株式会社 玉川 憲
- パネリスト 株式会社NTTドコモ 森谷 優貴
- パネリスト 株式会社ガリバーインターナショナル 月島 学
- パネリスト 株式会社日本経済新聞社 東 弘行
テクノロジートラック(アマゾンデータサービスジャパン講演)
- TA-01 AWSにおけるデータベース・サービスの活用
- 八木橋 徹平
- TA-02 AWSストレージ関連サービスの正しい理解と使い方講座
- 小林 正人
- TA-03 IoTを支えるビックデータソリューション
- 榎並 利晃
- TA-04 AWSおよびパートナーサービスを使った、データの集約および活用設計パターン
- 荒木 靖宏
テクノロジートラック(カスタマー事例)
- TC-01 数百万曲を抱える楽曲配信基盤のAWSへのマイグレーション過程における苦労とベストプラクティス
- 株式会社レコチョク 山川 清澄
- TC-02 日経電子版におけるAWSとその周辺サービスの活用事例
- 株式会社日本経済新聞社 白銀 傑
- TC-03 クラウドで実現する大容量データ計算システム ~AWSを利用したEDA 環境の検証結果~
- 富士通VLSI株式会社 石河 淳
- TC-04 Lv1から始めるWebサービスのインフラ構築 ~行き詰まるのはいつもストレージの件~
- 株式会社マイネット 伊藤 祐策
まとめ
セミナ会場はほぼ満員で通路にも立ち見で埋まるほど、パートナー企業中心の展示ブースも活況で、 AWSに対する注目度の高さが感じられたイベントでした。
おみやげのAWSクッキー&飴
また、前回2013年9月に開催されたイベントレポートがありました。
AWS Cloud Storage Dayに参加してきた(当日分全取材レポート目次付まとめ) 今振り返るとクラウドの敷居が大きく下がった1年だった気がしますが、この先の1年も変化が楽しみです。
後、最後になりましたが、こちらで弊社事例ページと、代表のつぶやき引用させて頂きます。
クラスメソッドは、ガリバー様の新サービス「DRIVE+」において、AWSインフラの設計・開発・構築・運用を担当させて頂きております。 http://t.co/ZlC22de0BO #awssummit #jawsug #aws 今日は泣ける
— よこたさとし (@sato_shi) 2014, 7月 18